QRコードを開発した”デンソー"とは!

2025年07月13日

今では誰もが当たり前に使っている ”QR(Quick Response)コード” はデンソーで生まれました。

 

私が若かりし頃の数年間、日本電装(現 デンソー)に勤務していたことから、その当時から親しくし

ている友人たちと共に、先月、リニューアルオープンした「デンソーミュージアム」の見学へ出かけ

ました。半世紀以上前に退社以来のデンソー本社へと足を運び、懐かしく感じた入った次第です。

 

施設では、会社の創業から今日までの、飽くなき技術力の向上による数々の製品展示や解説などが

パネル展示され、半導体素子の研究開発の経緯などの場面では、技術者として定年まで勤め上げた

友人も、感嘆しきりでしたが・・・私の目に留まったのは「QRコード」開発の経緯と現在地でした。

 

そもそも 1975年にバーコード読取機器の開発に着手し、

1982年にはデンソーバーコードリーダーはコンビニ業界ではシェア90%を有していました。そして

1987年に世界初のバーコードハンディーターミナルを発売しました。

 

1990年代に入り自動車業界は大量生産から多品種少量生産の時代に入り、工場内の作業をもっと

効率よくしたい・・・ということから、バーコードリーダーでは処理能力の限界を超えていたいた

のを受け、試行錯誤を経て、他の2次元コードの10倍以上の読み取り能力、バーコードの数十倍から

数百倍の情報収容量を有する2次元コードを

1994年に開発成功させ「QRコード(Quick Response)」と名付けました。そして凄かったのは、

 

QRコードを広く浸透させるためにデンソーが行ったのは「オープン戦略」と「国際標準化」とし

「QRコードの特許は保有するが、権利行使はしない」という方針を打ち出しました。それにより

世界中の企業が関連分野に参入し多様な周辺技術も生まれ、利用方法も開発者の予想を超える迄

に拡大し、今では社会のインフラとして欠かせない重要な存在となっています。

 

製造業であるだけに、QRコード開発の原点は「工場内の作業をもっと良くしたい」という生産現場

の声であったが今となっては、まだまだ進化し続けています。

 

最後に、「デンソーミュージアム」は誰でもご自由に見学できますので、ご興味のある方は、

見学におでかけください。