天守閉鎖でも205万人来場の名古屋城! 

2025年02月28日

「伊勢は津でもつ 津は伊勢でもつ 尾張名古屋は城でもつ」 江戸時代に流行した伊勢音頭の一節です

 

尾張、三河 いわゆる愛知県は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑を輩出し、有力な城が数多く

重要な城が集まっています。中でも日本三名城の一つに数えられる "名古屋城" は、今を生きる我々に

とっても自慢のお城でもあります。

 

そのお城も、7年前から耐震性に問題があるとして天守を閉鎖して天守の内部を見学することはできず

外観しか見学することが出来ません・・・が、日本経済新聞(出所)全国城郭監理者協議会が報じた

「 23年度に入場者が多かった城」 ベスト10では、240万人で第一位となった大阪城に次いで第二位

となったのが、外観のみの名古屋城に 205万人 もの人が訪れたというから驚きです。

 

名古屋市が復元工事を進めてはいますが、完全復元を目指す前市長と、エレベーター設置を求める方々

とバトルを繰り広げてきましたが、新市長がどのように決着させ、進めていくことになるのやら !?

 

因みに入場者が多かった城の第三位以下は、第3位は 185万人の 二条城 第4位は 147万人の姫路城

第5位は 135万人の熊本城。・・・等々と続き、訪日客を含めて「城ブーム」が続くなか、全国各地で

地域再生の切り札として、おらが町の ”自慢の城” を観光の目玉にすべく重要資源となっています。

 

観光資源としての 城 といえば、 一昨年のNHK大河「どうする家康」の舞台にもなっていた岡崎城や

犬山城、小牧山城等の城の他にも 大樹寺 や、三河一向一揆の本拠地 であった安城の本證寺などの寺社

などにも、数多くの観光客が列をなしていました。・・・・そして

 

来年のNHK大河「豊臣兄弟」では秀吉の弟、秀長が主人公として登場することになっていますが、

秀長に ゆかりのある 城 や社寺などの地域ではさぞかし、今頃からのぼり旗を立てるなどして観光客の

誘致に向け準備万端の態勢を整えていることでしょう。大和郡山城や和歌山城の他、秀長の戦歴のある

西国の城も多く登場することでしょう。東海地方の城も ちょっぴり登場すれば良いのですが、僅かな

期待を抱いている観光地もあるに違いない! と思われます。・・・来年をお楽しみに!!!