今こそ、老朽化ビル住宅の改修再利用促進を

2025年06月29日

首都圏では 主要駅周辺の大型都市開発が、そして名古屋でも市中心部の繁華街・栄地区周辺において

オフィス、高級ホテルなどの高層ビルが続々と建設工事が進んでいます・・・・・・

街を成長させ、活性化による賑わいを図るには必要ではありますが、箱物ばかり作り続けて良いのか?

 

昨今の建築資材や人件費の高騰を受けて「音楽の聖地」として全国的な知名度を誇った、東京中野区の

複合施設「中野サンプラザ」の再開発計画が頓挫したと6月19日中野区議会で契約を白紙にすることが

決定しました。

 

その理由は資材や人件費高騰により、約1810億円だった総事業費は見直しを重ねて約2639億円となり

さらに900億円上積され、当初の計画比で約3540億円に膨らみ想定外の上振れにより、計画を断念せ

ざるを得なかった。と報じられていました。

 

この建築費高騰を受け、オフィスビルや商業施設を建替えずに大規模改修して活用する事例が全国的に

増えてきています。解体、新築の建替えのハードルが高くなっているためで、改修を選択することで

費用の削減や工期の短縮を図りつつ建物の用途を変えたり、機能性を高めたりするケースも増えている

ようです。・・・建築費の高騰による傾向ですが、そもそも我国は「新築」至上主義が強すぎます!!

今こそ、改修再利用を促進すべき時かと・・・今でしょ!

 

戸建て住宅も含めて「新築至上主義」を見直すような政策が求められます。・・・しかしながら

建築産業は裾野が広く経済に与える影響は幅広く、経済成長又は、景気対策の、使い易いツールとして

35年の長期住宅ローンを抱えている居住者の皆さんが日本経済の一翼を担っているのかも !!!